婚活での複数同時進行は何人まで?浮気になるの?

婚活をしていると、気になる異性が複数いるというのは珍しいことではありません。その場合は、結婚相手の候補が複数いるということになりますから、何人もの方と会ったり、メールをしたりすることになるでしょう。
しかし、一般的な交際の場合は、複数の人とデートをしたり、LINEをしたりするのは浮気になります。婚活中の皆さんは、どのようにして複数の方とお付き合いをしているのでしょうか。

この記事では、婚活の同時進行がアリかどうかや、同時進行におすすめの人数、同時進行をやめるタイミング、一人に絞ったあとに他の人にどのように言って断るべきかなどを詳しくご紹介していきます。婚活中の方や、これから婚活を始めようと思っている方は、参考にしてください。

①婚活の同時進行はあり?

婚活中は、色々な異性と出会います。「あっちの人もいいな」「こっちの人も素敵」と悩みますよね。私もいつも悩んでしまい、1人にはなかなか絞り切れません。
婚活の時、同時進行についてはどう考えるべきなのでしょうか?

①-1.婚活の同時進行「仮交際」は浮気にならない
婚活をしている人の間では、複数の相手と同時進行するのは当然のことです。多くの結婚相談所などでは、この期間のことを「仮交際」と呼んでいます。私の経験では、婚活パーティーやプチお見合いを主催している会社では、このように呼んでいなかったと思うので、仮交際というものを知らない人は意外と多いのではないかと思います。
仮交際期間は、まだ正式に恋人になったわけではなく、相手を見定めている時期です。相手も、自分のことを見定めていますし、他の人とも仮交際しています。
婚活特有の「仮交際」の間であれば、浮気にはなりません。気になる人が何人もいるのであれば、どんどん仮交際してみましょう。

 ①-2.同時進行で婚活失敗のリスクを減らす
婚活を続けている方ならよくお分かりになると思いますが、婚活には失敗が付き物です。どれだけデートを重ねても、一緒に食事に行っても、ある日突然音信不通になるなんてことは日常茶飯事です。こちらにも選ぶ権利はありますが、相手にも選ぶ権利があります。こちらが選ばれなかった時、それはすなわち婚活の失敗です。
もしたったの1人としか交際していなかった場合は、婚活失敗のリスクが高すぎます。相手に振られたにせよ、自分が振ったにせよ、どのみち婚活の再スタートをしなければなりません。交際中の人が0人のまましばらく過ごし、日程のあった日にやっと婚活パーティーに参加し、また相手を見つけなければなりません。この時に良い相手がいなかったら、この無駄な期間はさらに長く続きます。1人にだけ時間を費やすというのは、とてもハイリスクなのです。
でも同時進行であれば、「仮交際中の人が最低1人はいる」という状態ですから、他の婚活パーティーに参加しながら、仮交際中の異性と仲を深めることも可能なのです。婚活は、同時進行にしたほうが時間のムダがとても少なく、効率がいいということです。

 ①-3.妊娠・出産を考えるなら同時進行でスピードアップ!
女性には、男性よりも結婚を急がなければならない理由があります。なぜなら、妊娠・出産があるからです。高齢になればなるほど妊娠・出産のリスクが高まるため、女性はできるだけ早く、効率よく婚活を進めなければなりません。特に30代や40代の、アラサーやアラフォー世代の方は、スピードが命です。
前述しましたが、婚活は同時進行にすることで効率がアップします。常に仮交際している人が複数人いれば、1人とは駄目になっても、もう1人とは仮交際を続けられるのですから、無駄な時間がありません。
妊娠・出産を考えている人は、同時進行しない手はありません。

 ①-4.同時進行で婚活の経験値をアップさせる
婚活で複数の相手と仮交際することで、婚活の経験値をアップできるというメリットもあります。
私の場合は、男性とのお付き合いの経験がほとんどない状態で、婚活を始めました。最初の内は、失敗だらけでした。
たとえば、初めて会ったばかりの人に、自分のことを喋りすぎてしまいました。私はできるだけ自分のことをアピールしようと、趣味や好きな物、嫌いなものを何でもかんでも話しました。すると私が話をした中に、男性にとっての地雷があったようなのです。そうなると当然、「この女の人とはうまくいかないだろうな」と、スタートラインの時点で思われてしまいます。
それが駄目だと気づいたのは、何回目かのお見合いパーティーに参加した時でした。自分のことを話しすぎるのは逆効果だと途中で気づき、それからは最低限のことしか話さないようにしました。すると、やっと仮交際まで漕ぎつけることができたのです。
何回かお見合いパーティーを繰り返し、仮交際の相手が複数、つまり同時進行の状態になりました。実はここからが、婚活の経験値アップの本当の始まりでした。
同時進行で色々な男性とやりとりをしていると、「こういうメールをしておくと、男の人は喜ぶな」とか、「こういう服装は、どの男性からも褒められるな」とか、いろんな経験から知ることができるようになります。1人の男性とじっくり付き合っているだけでは、ここまで色々な婚活スキルを磨くことはできません。
婚活には、ある程度の経験値が必要です。同時進行で複数の方と仮交際した方が、何倍も速いスピードでスキルアップできますよ。

②同時進行は何人まで

仮交際で複数の方と同時進行するのはメリットが沢山あります。しかし、「じゃあ、何人くらいの人と付き合うのが理想なの?」という疑問が湧き上がってくるでしょう。同時進行におすすめの人数をご紹介します。
 
 ②-1.おすすめの人数は2~3人
同時進行するのに一番おすすめの人数は、2~3人です。特に、同時進行が初めてだという方には、2人をおすすめします。
2~3人であれば、LINEやメールのやりとりがそこまで苦痛になりませんし、誰と何を話したのかよく覚えていられるので、突っ込んだ話もしやすくなります。
また、デートの予定を組みやすいのもメリットです。平日夜にAさんとデートし、土日にBさんとデートをするというスケジュールなら、無理なく婚活を進められますよね。
「2人では選択肢が少ない」と感じられるのであれば、3人でもOKです。仮交際の相手が3人になれば、振られた時のリスクが軽減できますし、理想の相手に出会える可能性がより高まります。

 ②-2.4人以上と同時進行するとデメリットが増える
「4人以上と同時進行すれば、よりメリットが大きくなるんじゃないの?」と思われる方もいるかもしれませんが、実際は逆で、人数が増えすぎるとデメリットの方が多くなります。

まず、4人以上だと、スケジュール管理がとても大変になってきます。相手の予定と自分の予定の合う日は、そんなにないと思います。全員の休日が土日だったとしても、デートが土日に集中してしまうと、スケジュールを組めなくなりますよね。それに、平日の夜にデート、休日も全てデートなんていう生活を送っていたら、休息の暇がなく、体調を崩してしまいます。

また、相手のプロフィールを覚えきれなくなるというデメリットもあります。相手の名前、誕生日、職業、趣味、年収……。普段はどこかにメモしておけばいいと思いますが、デート中はカンニングペーパーなんて使えませんので、自分で覚えておく必要があります。「スマホを見るふりをしておけばいいんじゃない?」と思われるかもしれませんが、デート中にスマホをいじると、相手に不快感を与えることもあるのでおすすめできません。

一番気まずいのが、誰に何を話したのかを全て正確に覚えておけないという点です。2~3人であれば、「Aさんとは前回こんな話をした」「Bさんにはここまで自分のことを話した」「Cさんには、こんなことを教えてもらった」というように覚えておけます。しかしここにDさん、Eさんまでいたら、はたして覚えていられるでしょうか?
これは私の失敗談ですが、デートの時に「前回、こんな話をしましたよね」と話をふったら、「そんな話、していないよ」と言われてしまったことがあります。その後は当然相手が不愉快モードになり、デートの雰囲気が最悪に。自分のイメージが悪くなってしまい、それが婚活失敗に繋がってしまいました。

③同時進行は後ろめたい?

婚活では普通に行われている同時進行ですが、中には後ろめたさを感じる方もいるようです。婚活中の方は、実際はどう感じているのでしょうか?

③-1.真面目な人は後ろめたさを感じやすい
私はどちらかというと真面目な性格だと言われます。そんな私は、婚活を始めた当初は「同時進行だなんて、なんだか後ろめたいな」と思っていました。恋愛と言えば、1対1でなければ駄目だと思い込んでいましたし、同時進行は浮気に似ているので、誠意がないように感じられたのです。
私の知り合いも婚活をしていました。ある1人は私に似て、真面目な性格の人でした。仮交際という言葉を知らない人だった上、とにかく真面目だったので、いつも1人の男性とばかりデートをしていました。ところが婚活はそう簡単に結婚にまで至りませんので、別れる、結婚相談所で相手を見つける、また別れるの繰り返し。気がつけばアラサーからアラフォーになり、いまだに良い結婚相手を見つけられていません。妊娠や出産を考えていない女性で、年齢が関係なかったのでまだよかったものの、時間のロスが多すぎました。
一方、もう1人の知り合いは、仮結婚の話を結婚相談所でしっかりと聞いていた人で、もともと交際の経験が豊富な人でした。その人は、仮交際というものをすぐに受け入れ、婚活開始当初からすでに同時進行で婚活を進めていました。それでも少し時間がかかって、結婚に至るまで2年はかかっていました。もし同時進行していなかったら、その2倍か3倍の年数がかかっていたのかもしれません。

 ③-2.婚活には同時進行は必須だと割り切ることが大事
真面目な人は、相手への誠意を示したがる人が多いような気がします。しかし、婚活においては、そんなことばかりは言っていられません。どんどん同時進行しなければ、結婚相手なんか見つからないと断言してしまってもいいでしょう。偶然、1人目の方が素晴らしい相手だったという場合もあるかもしれませんが、そんなのは奇跡に近いです。
自分にぴったりな相手を見つけるには、大勢の人と出会うべきです。そして、何人かの異性をキープしておいて、その中から自分にぴったりな人を選ぶのです。
それに、相手も同時進行で多くの異性と仮交際しています。それならば、「婚活には同時進行が必須!」と割り切ってしまうのが一番いいのではないでしょうか?

 ③-3.婚活=就活だと考えるべき
どうしても罪悪感がぬぐえないという方は、就活を思い出してみてください。
A社に履歴書を送り、B社に面接に行き、その間にC者からは内定をもらう……。
Aさんにメールを送り、Bさんとデートをし、Cさんから「あなたと今後もお付き合いしたい」という連絡をもらう!
婚活って、就活にすごく似ていると思いませんか?
就活をする時に、1社しか受けない人って、ほとんどいないと思います。いたとしたらそれは、コネがあった場合だけではないでしょうか。婚活で言うなら、許嫁がいた場合感じですね。でもそんな人はほんの一握りで、多くの人はいくつもの会社をまわり、自分を受け入れてくれる会社を見つけるのです。婚活も全くそれと同じです。
そう考えれば、後ろめたい気持ちが、少しは薄まるのではないでしょうか。

④同時進行はどのタイミングでやめるべき?

婚活をするには同時進行は必須ですが、いつまでも同時進行していくわけにはいきません。その内、誰か1人に絞り込まなくてはならなくなります。
一体どのタイミングでやめるべきなのでしょうか?

これには、正解は1つしかないと思います。ずばり、「正式なお付き合いに発展したらスッパリやめる」。
正式に交際することが決まったら、そこから先は「仮交際」ではなく「交際」になります。交際に発展すると、そこからはもう普通の恋人同士と同じになるので、同時進行で他の人とも付き合っていると、それは浮気扱いになってしまいます。
「正式な交際が決まっても、1人くらいはキープしておきたい」という人もいるかもしれませんが、欲を出すと悪い結果を招くことになります。

浮気がバレるとトラブルの元になりますので、正式な交際が始まったら、他の異性とはお別れしましょう。

⑤一人に決めた場合、他の人にはどうやって断る?

同時進行で婚活を進めていけば、その内必ず本命の人に出会えます。しかし、仮交際中の人が他にいた場合、どのように断るべきか悩みますよね。

でも、悩むことはありません。そのまま事実を告げればいいのです。
伝える方法は、メールでもLINEでもかまいませんが、電話だと相手が突然の連絡に戸惑ってしまいあなたを質問攻めにするかもしれませんから、文章で伝えるのがいいと思います。

絶対に伝えるべきことは、「正式に交際する相手が決まったこと」「これからは連絡ができないこと」「今までのデートなどへの感謝の気持ち」です。適当過ぎる文章だと、相手に不快感を与えてしまいますので、できるだけ丁寧に事情を説明し、相手への感謝の言葉を忘れずに書くようにしましょう。

⑥.まとめ

同時進行は、婚活においては「仮交際」となり、浮気にはなりません。同時進行することで、効率よく婚活を進めることができるようになります。しかし、同時進行の人数が多すぎるとデメリットが増えるため、同時進行の人数は多くても3人程度にしておきましょう。
もし正式に交際することが決まったら、他の相手には丁寧に事情を説明し、きっちりとお別れしましょう。
同時進行で婚活をするのは、悪いことではなく、誰でも行っていることです。後ろめたい気持ちになることはりません。
特に女性はスピード重視なので、できるだけ効率をアップして婚活を進めるようにしましょう。